No.4 広大なる御心「本願」
「五劫思惟の本願といふも、兆載永劫の修行といふも、ただ我等一切衆生をあながちにたすけたまはんがための方便に、阿弥陀如来、御身労ありて、南無阿弥陀仏といふ本願をたてましまして、まよひの衆生の一念に阿弥陀仏をたのみまいらせて、もろもろの雑行をすてて、一向一心に弥陀をたのまん衆生をたすけずんば、われ正覚取らじと誓ひたまひて、南無阿弥陀仏と成りまします」
浄土真宗は「阿弥陀如来の本願を信じる」教えです。この「本願」とは、阿弥陀仏が誓われた願いのことを指します。
『仏説無量寿経』というお経には、四十八の願いが説かれています(「四十八願」)。これは、阿弥陀仏が前身の法蔵菩薩としてご修行されている際に誓われたもので、生きとし生けるものすべてを救うための願いです。経典には、その誓願が成就し、阿弥陀仏となられたことが説かれています。
親鸞聖人は、その中の十八番目の願いが、様々な煩悩に苛まれて苦しむ私たちのために立てられた真実の願いであると領解され、更に蓮如上人がその教えが全ての人に伝わるようにと、平易に示されました。そして今、現代の私たちにまで伝えられ、届けられているのです。