お知らせ

No.042:はなまつり(4月6日・8日)

IMG_2378.jpg
※ 写真は前々回の模様

去る4月6日、浅草仏教会主催の「はなまつり」が東本願寺にて行われた。
はなまつりは「灌仏会 かんぶつえ」と言い、仏教をお開きになられたお釈迦さまの御生誕を祝福する仏教行事であり、お釈迦さまがお生まれになられたルンビニの花園を表す、花で飾った小堂、花御堂(はなみどう)に幼仏像をおまつりをし、甘茶などをその誕生仏におかけ致します。

6日は、お子さんをはじめ、大勢の参拝者がお越しになり、灌仏会法要の後、甘茶をそそいだり、紙芝居やマジックショーなども披露され、皆一様に笑顔でお釈迦さま御生誕をお祝いしておられた。
8日は、東本願寺近辺の田原町商店街通りにて花御堂を御安置をし、参詣者や通行されている方も、甘茶をおかけしてお手を合わしておられた。

被災地へのメッセージ

4月期の「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌」にあわせ、参拝者をはじめ御遠忌のお手伝いをいただいた方々に、東日本大震災にて被災なされた方々へのメッセージを募りました。その一部をご紹介させていただきます。

心をひとつに。


被災地メッセージ 1
1.gif

被災地メッセージ 2
2.gif

被災地メッセージ 3
3.gif

被災地メッセージ 4
4.gif

被災地メッセージ 5
5.gif

「遠く宿縁を慶べ」 出版

詳細は、お申し込みは、以下リンクより


東本願寺HP内 書籍/商品

東日本大震災物故者追悼復興支援法要厳修

此度の大地震と大津波により犠牲となられた方々に、衷心より哀悼の誠を捧げますと共に、避難生活を余儀なくされている方々に対し、心からのお見舞いを申し上げます。
また、復興に向けてご尽力戴いている皆様に深い敬意を表します。

この未曾有の災害により、多くの方が亡くなられました。
また、被災地で避難生活を余儀なくされる方々は、大きなご不安と深いご心痛の中で、被災地の一日も早い復興を願っておられます。
さらに、未だ原発事故の問題も終息を迎えておりません。
このような状況において、本山東本願寺として、このたびお迎えする「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要」を厳修するのか、または縮小するのか、様々な議論がなされました。
その結果、この御遠忌でお迎えする親鸞聖人の御真影をお迎えすることは、日本中が悲しみに包まれる中、親鸞聖人の真実の御教えを賜り、御遠忌のテーマ「本願は未来をひらく」のごとく、ひらかれた未来への光となることを念じて御遠忌を厳修することに決定致しました。

親鸞聖人は、
「罪障功徳の体となる 氷と水のごとくにて 氷多きに水多し 障り多きに徳多し」※高僧和讃
と、お説き頂いているように、この悲しみと苦しみの中にあるからこそ、聖人の恩徳に触れさせて頂きたいと心から願っております。

その願いのもと、第一期御遠忌終了後の4月28日午後2時より、「東日本大震災物故者追悼復興支援法要」を厳修することとなりました。
この法要は、震災により尊い命を失われ、ご葬儀はおろか荼毘に付して差し上げることもできずに葬られた多くの方々にむけて営む法要です。併せて、幸いにも命を取り留められながらも、ご家族や家、仕事を失い、生活の基盤そのものが消滅するという、誠に厳しい状況下におられる数多くの人々の為、復興の礎にもなればとの思いから、宗教、出身地、国籍などの違いを超えて、広く呼びかけて執り行うものであります。
法要後には、地震発生時刻の14時46分より、参詣者全員にて哀悼の意をもって念佛を称えさせて頂きます。
尚、御遠忌期間中における売上金の一部を義援金として被災地に送らせて頂きます。
また、さらに多くの方々のお心を運ばせて頂く為に、義援箱を設置することとなっておりますので、ご協力の程、何卒宜しくお願い申し上げます。


平成23年4月8日
浄土真宗東本願寺派 本山 東本願寺


◆親鸞聖人七百五十回御遠忌法要
第一期 平成23年 4月23日(土)~28日(木)
第二期 平成23年 5月23日(月)~28日(土)
第三期 平成23年11月23日(祝)~28日(月)

◆東日本大震災物故者追悼復興支援法要
 日時 平成23年4月28日 午後2時より
    午後2時46分より、梵鐘打鐘後一同念佛
 会場 本山 東本願寺 本堂
参加者 どなたでもご参加いただけます
義援金 各被災地にお届け致します。

宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌法要厳修について

此度、未曾有の東日本大震災に際し、被災された方々に心より御見舞い申し上げます。
又、尊い命を亡くされた方々には、衷心より哀悼の意を表します。

連日報道される被災地の現状、併せて原発事故による不安が一層世の中を暗くしているように感じております。
私共僧籍にあるものに何が出来るかを、何度も自分自身に問いかけ続けていました。
今こそ大震災で犠牲になられた多くの方々の追悼法要と被災地において苦しむ多くの方々の一日も早い復旧、復興を願い御遠忌を厳修することこそ僧分の我が身に課せられた責務と感じました。

扨、この四月、五月、十一月の三期に予定しておりました「宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌」につきましては、参詣の皆様のご不自由等を考え、時期の変更等も考えましたが、各方面協議の結果、悲哀の中では御座いますが、御法主台下のご意思を体し、行事予定を一部変更して粛々とお勤めすることに相成りました。
この時に、現実をありのままに受け取り、正見に立って、阿弥陀如来の慈光照護の下、勇気を持って前進してゆくことこそ、宗祖聖人の御化導と深く信じて疑わないところです。
他力の信心、念仏こそ苦しみを乗り越えられる道と深く知らされるところであります。
この御遠忌を通じ、被災地の皆様に対し数々の義援を致したく存じます。
終わりに一人でも多くの御上山を乞い願いつつ、御遠忌厳修の御案内とさせていただきます。

平成23年3月28日

浄土真宗東本願寺派 本山 東本願寺

« Prev 1  2  3  4